【4452】花王が株価下落基調なので買ってみたー32年連続増配/コロナで化粧品セグメントが不調
9月24日の給料日に【4452】花王を6,777円で買いましたが、10月12日の終値で6,586円となっています。
含み損が約2万円になっています。
花王を買った理由・楽観できる点
今回2021年9月というタイミングで花王を買った理由は、
①連続増配株である
連続増配株は、長期的に見れば、現在まで裏付けとなるEPSが伸びてきていることを意味している。
今後もEPSが伸びることを信じ、いずれはそれに合わせて株価も回復すると思った。
②花王はブランド企業
名著『バフェットの銘柄選択術』でいうところの消費者独占企業である。
スーパーやドラッグストアで、
・アタック(衣料用洗剤)
・メリーズ(おむつ)
・ビオレ(洗剤・基礎化粧品など)
・キュレル(基礎化粧品)
・プリマヴィスタ(メイクアップ化粧品)
などの有名ブランド商品が置かれていなかったら、そのスーパーやドラッグストアは、顧客からの信頼を失う。
そういう意味で小売店は、小売店自身が儲からなくても、多くの花王の商品を置かざるを得ない。
億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術
③長期で見れば「個人的に買える価格水準」
花王は10年チャートで見ると、ここ数年株価が下落基調にあり、買っても良い水準にあるなと思った。
④コロナの影響はいつまでも続かないー化粧品セグメントの復調を期待
去年今年はコロナウイルスの影響で、マスクを着用することが常態化し、又は在宅ワークが普及したことが一因となり、特に化粧品セグメントが落ち込んだ(2020年12月期通期決算短信6ページ*1)。しかし、コロナの感染拡大も近いうちに収まるだろうと見込み、そうすると化粧品の売上も回復するであろうから、株価が反転・急騰する前に仕込もうと思った。
です。
長期投資として、今後売らないつもりで買いました。
花王の将来について悲観する点
一方、懸念材料は以下のとおり。
日本は、今後人口が減少していく。
そうすると、日用品を使う人の絶対数が減るのだから、海外でのシェアを拡大していくことは急務である。
しかし、上海以外の海外のスーパー等小売店の実店舗で花王の製品を見たことがない。
世界中、どこへ行ってもP&Gとユニリーバである。
大きく出遅れている花王が、これからこの2強に割って入って、世界でのシェアを獲得していけるかはかなり疑問である。
なぜなら、先程述べた「消費者独占企業」の観点から言えば、
P&Gやユニリーバは既に、世界中の小売店がその商品を置かざるを得ない「消費者独占企業」になっているが、花王が全くそうなっていないからである。
パンテーンとダヴが強すぎて、メリットを置こうなどと思う海外の小売店は多分ない。
つまり、現時点では、P&Gとユニリーバの売り場面積を削ってまで花王の製品を置く理由がない。
すでにP&Gとユニリーバという二大巨人がいる中で、これから花王が「消費者独占企業」となるには相当な労力を要するのではないかと思う。
というか、半ば無理だと思っている。
これからもEコマースで細々とやっていくんじゃないかな。
今後の予定
10月も20代の少ない給料+貯金で花王を購入しようかなと思っています。
11月は【8316】三井住友フィナンシャルグループを買う予定ですが、【4452】花王がさらに下げた場合は花王を購入するかもしれません。
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